国道58号を北上し、嘉手納基地の滑走路の進入灯を過ぎた最初の信号を左に曲がると、米軍施設の嘉手納マリーナというビーチがある。ビーチの利用はできないが、その一角に「シーサイドイン」というレストランがあり、日本人も利用することができる。
玄関には「入室には米軍関係者のエスコートが必要です」という注意書きがあるものの、実際は特に身分証明書などのチェックはなく中に通してもらえる。
店内は広々としており、海に面したテラス席も用意されている。
客は私以外、全てアメリカ人だった。メニューの表記は料理名は日本語で書かれる他は全て英語だが、店員は見た限りみな日本人で、日本語で料理の質問や注文ができる。日中はバイキングだけだそうだがバーガーは昼も夜も食べられる。
シーサイドバーガー($8.95)を注文した。なお、チーズ($0.20)とベーコン($1.20)をトッピングしている。
全ての料理には小さなパンとスープ(エビとカレーが選べるが、エビがお勧め)とサラダがついてくる。
バーガーの登場だ。ヒールとクラウンが別々にされているのは、調味料で自由に味付けが出来る証だ。
正直言うと、バーガーよりもポテトの量の多さに目を奪われる。軽くマックのポテトLサイズの1.5倍はあると思う。かなりのポテト好きでもない限り、一人では食べきれない量だ。
バンズはゴマ付きで直径100mm。今回も調味料なしでセッティングしてみる。バーガーの高さは95mmだ。
パテは13mm厚でかなり弾力がある歯触りだ。もちろんビーフ100%で、塩加減も適度になされている。
チーズは3種から選べるそうだが、今回は何も聞かれず、アメリカンチーズ(チェダー)がはいった。
ベーコンは柔らかさが残る焼き加減で、スライスが3枚並ぶ。
野菜はレッドオニオン、トマト、サニーレタス、ピクルスが入る。調味料はケチャップ、マスタード、マヨネーズが小さな容器にそれぞれ入れられている。
大きいバーガーだがパテは丈夫でバンズは適度に柔らかいので、手に持ちやすく崩れも少ない。このあたりは以前に取り上げたアワセメドウズや知花ゴルフコースと似ている。共通の食材を使っているのかもしれない。
ベーコンとチーズの塩味がほどよく効いており、私にはちょうどよい味付けだった。オニオンは少し辛く、ピクルスも想像通りの味。これぞアメリカンバーガーである。とはいえ普通のアメリカ人ならケチャップとマスタードでワイルドにしちゃうのだろうが。
バーガー自体は10ドルあまりで食べられるのだが、ここはアメリカ。料金の15~20%のチップが必要である。なお支払はドルかクレジットカード(JCBは不可)が必要だが、円も当日のレートに換算して利用が可能なようだ。ただしその場合お釣りはドルになるらしい。
手軽にアメリカ気分を味わえるレストラン。デートに使ってみてはいかが?
☆☆☆☆
http://kadenaforcesupport.com/seaside.html